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3日連続の豪雨で、ハンモックスリーブの防水能力を検証

お盆過ぎ(2022年)から連日断続的にどしゃ降りの日が続きました。

ハンモックスリーブがどれくらい役に立つのか、検証する絶好のチャンス。

その結果は?

 

 

 

ほぼ3日、どしゃ降りの中に放置

15日の夕方から雨が降り始め、18日の明け方まで断続的に強い雨が続きました。

本来なら、雨が降っているようすも写真や動画で紹介したいところですが、あまりに雨が激しくて断念

 

18日8時ごろになってようやく陽が射しはじめたので、さっそくチェックです。

 

表面の撥水は完璧

ハンモックスリーブ表面についた水滴は、午前8時過ぎで上半分はすでにほとんど乾いた状態。

下半分に水滴がかなり残っています。

 

この状態で、スリーブをひん剥いて中のBlackbirdを晒してみます。

 

ハンモックの端っこ、オーソドックスなリゾートハンモックなどでいうところのアイからアームの部分はわずかに水滴が付いた状態。

そして、生地の下の方、重みで垂れ下がっている部分にいくとかなり濡れていました。

 

この結果から、スリーブ表面の撥水能力は充分に発揮されたと判断しました。

もしスリーブ表面から浸透したとすると、ハンモック全体がびしょ濡れになっていたはず。

 

しかし端のほうはわずかに水滴がついていただけ。

ということは、生地を通しての浸水はなかったんでしょう。

Lenzai ハンモックスリーブ 撥水

購入直後の撥水性能はこんな感じ

 

 

溜まっていたのはサスペンションからの浸水か

ハンモック下部のほうが濡れていたので、スリーブに手を突っ込んでみたらやはりかなり水があります。

 

思い切って片側に引き上げると、中から水がどばっと出てきました。

これがハンモック生地が濡れていた原因ですね。

ハンモックスリーブ内の浸水

スリーブ内には水が溜まっていた

 

中に溜まっていた=水漏れして外へ出ることはなかった、わけなので、この点でも防水がしっかりしていたと推察できます。

 

 

では雨水が溜まっていたのはなぜか。

 

それは、サスペンションを伝わってきたからだと考えられます。

 

ハンモックを両側から吊っているサスペンション、今回のばあいはウーピースリングの紐ですが、その紐にかかった雨がそのまま伝わり、スリーブの口から進入したのでしょう。

ハンモックスリーブ末端

スリーブの端をコードで絞っていたが・・・

 

基本の雨水ドリップ対策はしっかりと

もともと(ハンモックスリーブがなくても)、ハンモックでは雨対策として両端ぎりぎりのところに紐を垂らすのがセオリーです。

 

サスペンションにかかった雨が、そのままハンモックに伝わるのを防ぐため、垂らした紐に沿って雨水を落すようにします。

たしかレインドリップとかドレインと言われる設営の基本テクニック

 

ドレインチャンネルの解説

ハンモック末端に下げた紐で雨水を逃がす

 

 

今回も基本的にやってたつもりだったんですが、もう少し徹底したほうがよかったかもしれません。

 

大雨の中、3日間も放置するというのはふつう考えられないし、せmて1日ぐらいだったらもうすこしましだったんではないかという気もしますが。

 

いずれにしても、Lenzaiハンモックスリーブの基本的な防水性能は充分高いと判断していいと思います。

 

ちなみに表面の撥水性能ですが、いまのところさほど低下は感じられません。

ホース(シャワーヘッド)で水を大量に掛けるとさすがにべちゃっとしていますが、軽く水がかかる程度ならしっかり水玉を作って弾いています。

 

テストが終わったあとは、ハンモックはもちろん、スリーブとツリーハガーもしっかり陰干しして乾燥させました。

カビ生やしたくはないですからねぇ。

ハンモック陰干し

日陰でしっかり乾燥させました

 

 

 

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