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【2022年版】タープ/ハンモックで使う、個人的お気に入りロープワーク 12選

ハンモックやタープを設営するのに欠かせないロープワーク。

これまで、いろんなやり方を書籍や動画で学んできましたが、あまりいっぱいあっても覚えきれないし使いこなせません。

 

そこで、今後も使っていきたいなと思ったものを整理してみました。

あくまで2022年版ということで、今後変わる可能性もあります。

 

 

目的、用途別に紹介していきます。

使い方を解説した動画のリンクを埋め込んでおくので、気になるものがあったらぜひマスターしてください。

 

 

ロープの端に輪(ループ)を作る

ロープの一方に輪(ループ)を作りたいというのはよくあります。

 

先に輪を作っておいてもいいですが、あまり長いロープだと反対側をループに通していくのがめんどうです。

樹に巻きつけてから結ぶ方法も知っておく必要があります。

ケースバイケースで使い分けます。

 

ループは大きさが一定のものと、大きさを変えられる(縛り上げられる)ものとがあります。

 

大きさが一定のループ

簡単に解けるようにしたい

ループを頻繁に結んだり解いたりするなら、私の好みはカルミークノットです。

もともと引き解け結びになっているので簡単にほどけます。

 

カルミークノット(カルミークループ)

 

あまり解くことはない

いちどループを結んだらめったに解くことはない、というときはどの方向からの引っ張りにも強く、形も好みのハンソンノット。

 

ハンソンノット

 

ループの大きさが一定でない(絞りこむ)

ループの大きさを固定せず、ポールをぎゅっと縛り上げたいときに使う方法です。

樹と樹の間にロープを張るとき、スタート側に使います。

 

エバンスノット/ダブルエバンスノット

 

ロープを強く引っ張ってピンと張る/きつく縛る

ロープを張ったら反対側にはきっちりきっちり力をかけてしっかり張る必要があります。

ハンモックのリッジラインやタープのロープ、トラックに積んだ荷物をしっかり縛り上げたいときなどに使う方法です。

 

トラッカーズヒッチ

 

張りぐあいを簡単に調整したい

張りの強さを簡単に調整したいときは、トラッカーズヒッチの末端を自在結び(トートラインヒッチ)やファリモンドフリクションヒッチにします。

 

ファリモンドフリクションヒッチ

 

ループにロープを通して結ぶ

穴の空いたものに紐を通すような使い方。

ハンモックの設営では最近はデイジーチェーンタイプのツリーストラップが一般的になってきましたが、それ以前はベケットヒッチマーリンスパイクヒッチがよく使われていました。

 

ベケットヒッチ/ダブルベケットヒッチ

 

マーリンスパイクヒッチは、トグルと呼ばれるピンや木の枝(に類する物)が必要ですが、ベケットヒッチでは不要です。

 

 

ロープの途中に物を吊すポイントを作る

横に張ったロープにランタンなどのキャンプギアを吊したいことはよくあります。

ロープそのもので輪を作ってそこへ引っかける方法もありますが、それだと輪の位置は固定されます。

別に短い紐で小さなループを作っておくと、位置を自由に動かせるので便利です。

 

そんなときに使われる代表的な方法はガースヒッチ(ひばり結び)です。

 

ガースヒッチ(ひばり結び)

 

ガースヒッチはふつう小さな輪になった紐で紹介されますが、輪になっていない紐の状態でも使えます。

 

ガースヒッチの応用(ループになっていない紐で作る)

 

ガースヒッチはこの後紹介するプルージックの原型のようなものです。

 

ブレイクスヒッチ

垂直のポールに物を吊したいときはブレイクスヒッチという方法もあります。摩擦が強力なのでかなりの重さに耐えられます。

 

ロープの途中にしっかり固定できるポイントを作る

ガースヒッチの応用的な使い方です。

 

ガースヒッチで作ったポイントは簡単に動かせますが、逆に重みでずれてもらっては困る、場所を固定したいものもあります。

そんなときに便利なのがプルージックノット。簡単にいうと、巻き付ける回数を増やしたガースヒッチの強化版です。

 

仕組みは簡単ですが、固定力は強力でリッジラインにタープを固定するような力のかかる使い方にも充分に耐えます。

それでいて結び目部分を動かせば簡単に位置を調整できます。

 

プルージックノット

 

フレンチプルージックノット

プルージックの変形です。

 

フレンチプルージックは別名クレイムハイストノットともいうようです。

 

ファリモンドフリクションヒッチ、ブレイクスヒッチ、プルージック、フレンチプルージックなどはどれも摩擦を利用して位置を固定します。これらはまとめてフリクションノットと呼ばれます。

 

ロープどうしを結ぶ

手持ちのロープでは長さが足りず、つなぎたいときに使う代表的な方法です。

 

スクエアノット(本結び)

 

シートベンドノット(一重つなぎ/一重つぎ)

 

基本の結びと合わせて覚えたい

ほかにもいろいろな結び方がありますが、タープやハンモックの設営で私がよく使うものをピックアップしてみました。

 

このほかにもっと基本的なものとして、オーバーハンドノット、ハーフヒッチ、スリップノット、フィギュアエイトノットといったものがあります。

名前は難しそうですが、これらはどれもふだん自然に使っているものです。

 

これらもいっしょに覚えて組み合わせられるようになるとより便利でしょう。

 

そのほか、利用頻度は低いけれど、場合によっては使いたいというものもあります。

  • ハイウェイマンズヒッチ

  • ブルヒッチ

  • バタフライノット

  • フィッシャーマンズノット

 

それから、ロープを収納・保管するときのやり方もぜひ覚えておきましょう。

  • 棒結び

  • エビ結び

  • チェーンノット

 

皆さんお好みのより手軽な、あるいは強度・信頼性の高いロープワークがあったら、ぜひコメントで教えて下さい。

 

 

強度の高いロープといえば「ダイニーマ」。

超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE)という素材で、とても強いのでタープのメインポール用など大きな力がかかるところでもだいじょうぶ。

その分細くすれば、荷物を減らし重量を抑えるのに役立ちます。

ハンモック用だと、太めのものはウーピースリングによく使われていますね。

海外YouTuberの動画を見ると、タープのリッジライン用には2mmぐらいのものを使っていることが多いようです。

 

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