Warbonnet BlackbirdをカスタマイズしようとAmazonを漁っているうちに、凄いハンモックを見つけてしまいました。
いや、正確に言うと、ハンモックキャンプにあったら嬉しい小物までひとつのブランドでカバーするハンモック・システムを作り上げているんです。
メーカーのサイトをざっと見ているうちにワクワクが止まらなくなってしまったので、ぜひ紹介したいと思います。
アフィリエイトについて
実はここで紹介するOne Windというブランドは独自のアフィリエイトプログラムを提供しています。
しかし、当記事を作成している時点ではブログ主はアフィリエイトに参加していません(後日参加するかもしれません)。
公式サイトの製品ページとYouTubeのユーザーレビューをチェックしたうえで、かなりお奨めできそうな商品であると判断したため、まず概要を知っていただきたいのと、これはぜひ自分で使ってみたいと思ったワクワク感をお伝えたくて記事化しました。
なるべく客観的に紹介しようと心がけていますが、アフィリエイトそのものに不快感がある方は、まずこの点をご承知おきください。
Blackbirdに足りないものを探して出会ってしまった
本題に入る前に、ちょっとだけいきさつに触れさせてください。
ブログ主が今使っているのはのBlackbird 1.7 DLというモデルです(現在は廃番)。
とてもいい製品で気に入っていますが、ひとつ弱点があります。
凝った構造のせいで生地の使用量が多いため、パッキングサイズが比較的大きいんです。
気合いを入れてキャンプに行くぞというときはいいんですが、なにかの遊びのついでに持ち出すにはちょっと大きすぎる。
できたらロードバイクでのサイクリング(いま事情で一時休止しています)に持って行けるコンパクトなものがほしいなぁと常々思っていました。
膨大なアクセサリでハンモックシステムを構築
というわけで、コンパクトで手頃な価格のハンモックを探してAmazon.co.jpをうろついていました。
リゾート用のハンモックを除いたアウトドア向きのものだけでも、無名ブランドの製品がずらっと出てきますが、ENOやDD Hammockといった有名どころを省いてチェック。
その中で目に付いたのがというブランドです。
けっこう安くて良さそうなのでメーカーのサイトを調べてみたところ、みごとにシステム構成されたハンモックキャンピング用のギアがずらっと並んでいました。
各商品のページには詳細な説明があり、テキストをじっくり読まなくても製品のディテールがよくわかります。またそれぞれの商品にテスティモニアル(お客様の声)が表示され、そのほとんどに高い評価が付いています。
もチェックしてみましたが、プロモーション的な動画が極端に少なく、自社製品を使うためのハウツー的な実用一辺倒のものばかりです。
さらにはユーザーによるレビュー動画もおしなべて高評価。
サイト内に企業情報が見当たらないので少しだけ検索してみたところどうやら中華企業のようですが、既存のアウトドア製品メーカーには見られなかった視点できめ細かな商品展開を進めているようです。
ということで、一気にこのブランドに引きつけられました。
One Windブランドの特徴
まずサイトの各製品をざっと眺めたところの印象です。
- ハンモックのラインナップが豊富、体格や用途に合ったものを選べる
- 本体付属アクセサリが多く、初心者が手軽にハンモックキャンプを楽しめる
- どのアイテムも比較的低価格
- あとから追加したくなる便利なアクセサリ類が充実
この4点でしょうか。
ハンモックキャンピングを快適にするギア類が揃っているので、手持ちのハンモックをもっと便利にしたい他社製品ユーザーにとっても魅力でしょう。
ハンモックそのものも手頃な価格なので、家族それぞれに自分のハンモックを揃えたいときにも助かります。
オールインワンパッケージ
まずシステムの中核になるハンモックなんですが、後述するBottom Entry Hammockの場合、以下のパーツで構成されています。
-
ハンモック本体
-
スタッフサック(収納袋)
-
ツリーストラップ
-
アジャスタブル リッジライン
-
リッジラインオーガナイザー
-
ランタンハンガー
ストラップ/サスペンション類が別売ではないので、買ってすぐにハンモックを楽しめます。
リッジラインオーガナイザーというのは、リッジラインからぶら下げる小さなポケットのことです。
公式サイトの写真をお借りして紹介しましょう。
これはバグネットが別体のBottom Entry Hammockというモデルのパッケージ内容です。
そのほかには、ハンモックとバグネットが一体になったZipper Hammockというモデルがあり、こちらはハンモックを横に広げるためのペグ2本とガイラインが付属。代わりにランタンフックとリッジライン・オーガナイザーは省略されます。
豊富なラインナップ
ハンモック構造の違い
One Windのハンモックは、バグネット一体式のZipper Hammock、バグネットが別体のBottom Entry Hammockに大きく分けられます。
Bottom Entry Hammockでもバグネットは付属しているので、後から買い足さずにすみます。
そのほかに、軽量モデルのUltra Light Hammock、ベッド部の生地が2重になったDouble Layer Ultra Light Hammockというものもあります。
ウルトラライト系モデルはバグネットが付属しないので、必要な場合は別途購入となります。
サイズとカラー
Zipper Hammockは、12フィートと11フィートの2サイズ展開。色はオリーブグリーン1色。
ちなみにWarbonnet Blackbirdは10フィートです。
Bottom Entry Hammockは商品構成がもうちょっと複雑です。
まず11フィートサイズのダブルキャンピングハンモックと12フィートサイズのXXL ダブルキャンピングハンモックがあります。
11フィートはオールドグリーンとブラウンの2色、それから別モデル扱いですがカムフラージュ柄も用意されています。
12フィートモデルのほうはオールドグリーンの1色のみです。
さらに、少し小さめの10.6フィートサイズにダブルサイズとシングルサイズの2モデル。
シングルサイズは明るいグリーンのみですが、ダブルサイズは明るいオレンジとブルーの2色展開です。
Ultra Light系は、サイズが11フィートのみで色はブラウンまたはオールドグリーンの2色。
そのほかに迷彩柄のカムフラージュモデルもあります。
ハンモックのサイズ比較
これだけのサイズから選べます。
総重量は付属アクセサリ類まで含んだパッケージ全体の重さです。
モデル | サイズ | パッキングサイズ | 総重量 |
---|---|---|---|
12フィート Zipper | 3.65×1.72m | Φ14cm×28cm | 1.11kg |
11フィート Zipper | 3.35×1.62m | Φ12cm×28cm | 0.95kg |
12フィートダブル Bottom Entry | 3.66×1.72m | Φ14cm×28cm | 1.27kg |
11フィートダブル Bottom Entry | 3.35×1.72m | Φ14cm×28cm | 1.17kg |
10.6フィートダブル Bottom Entry | 3.2×1.72m | Φ14cm×28cm | 1.17kg |
シングル Bottom Entry | 2.9×1.4m | 記載なし | 1.13kg |
11フィート Ultra Light | 3.35×1.4m | Φ9×18cm | 0.5kg |
11フィート Ultra Light Double Layer | 3.35×1.4m | Φ12×25cm | 0.75kg |
子供用もラインナップ
さらに、小さい子供さん向けのハンモックもラインナップしています。
手頃な価格
オールインワンですぐに楽しめるのがOne Windのハンモックですが、ストラップやリッジライン・オーガナイザー、バグネットまでパッケージしたBottom Entry Hammockモデルで69.9ドル、12フィートサイズのZipper Hammockでも84.9ドルと、比較的お手頃な値段です。
Ultra Lightモデルだとバグネットなしとはいえなんと44.9ドル。
もちろん安かろう悪かろうでは困りますが、生地にはしっかりしたものを使っているようですし(後述)、ユーザーレビュー動画を見ても、製造品質で不満を述べているものはいまのところ見当たりません。
ちなみに、公式サイトでアカウント登録すると5%のディスカウントを受けられるようです。
コンパクトだから気軽に持っていける
One Windのハンモックで最初に注目したのは、はじめのほうでも触れたとおり、Warbonnet Blackbirdよりパッキングサイズがコンパクトだという点です。
公式スペックではいちばん標準的な11フィート、ダブルハンモックでΦ14cm×28cmとなっています(実際にはコンプレッションでもう少し小さくできるようです)。
総重量は1.17kg。
11フィートのUltra LightだとΦ9cm×18cm。総重量は0.5kgとなります。
ちなみに、ブログ主のBlackbirdはΦ15cm×35cmぐらいあるので、感覚的にはその半分の体積といったところでしょうか。
Ultra Lightだったら、サイクリングジャージのバックポケットはムリとしても、バックパックに入れて持ち運べそうなサイズです。
ちなみにハンモックチェアとして使うだけなら、後ほど出てくるバックパックカバー/ギアハンモック/チェアというチョイスもありです。
強靱なマテリアル
Bottm Entry Hammockの素材は、21オンスの70D リップストップナイロン。
耐荷重は226kg(500ポンド)となっています。
ちなみに70DというのはBlackbirdのヘビーウェイト用と同じです(ライトウェイトは40D)。
ソフトで快適性が高いのが売り文句。
驚いたのが、リップストップがヘキサゴン、つまり六角形なこと。
不勉強なせいで、こういうタイプは初めてみました。
ちなみにUltra Lightのほうは普通の格子模様。生地は20Dナイロンです。
耐荷重は90kg。
設営しやすい両開きスタッフサック
ハンモック本体を収納するバッグは、両側が開いたビショップサックとよばれる形式です。
どちらからも引き出せるので、袋からまず片側を出して吊り下げ、そのまま反対側へ移動して反対側を吊ることができます。
つまり、いったんハンモックをぜんぶ出す必要がないので、地面が濡れている状況でも極力ハンモックを汚さずに設営できます。
調整しやすいサスペンション
標準仕様はウェビング&シンチバックル
ハンモックを樹に吊すためのサスペンションは、太めのウェビングストラップ。
Bottom Entry Hammockの商品説明には長さが10フィートと書いてありますが、商品写真のほうでは12フィートとなっていてどちらが正しいのか定かでありません。
軽さを追求したいはずのUltra Lightのほうでは12フィートとなっているので、そっちが正解でしょうか。
長さの調整はシンチバックルで行います。
Blackbirdのシンチバックルよりオーソドックスで使いやすそうです。
最近流行のデイジーチェーンタイプに比べるとより細かい調整が可能なので、寝るときの体勢にうるさいこだわり派にはお奨め。
次に紹介するアジャスタブル・リッジラインと合わせて、より自分好みの寝心地を追求でるようになっています。
オプションでウーピースリングも単品販売
ウェビング&シンチバックルでも使いやすいと思いますが、もっとコンパクト化したいならウーピースリング&ストラップを別売りで購入することも可能です。
好みの寝心地を選べるアジャスタブル・リッジライン
ハンモックの寝心地を左右するリッジライン
一般的にキャンプ用ハンモックの中には、ストラクチュアル・リッジラインというロープがついているものと、リッジラインがないオーソドックスな一枚布のものがあります。
One Windのハンモックは子供用、荷物用などの小さなものを除き、すべてリッジラインが付属しています。
リッジラインがあると、ハンモックの端から端までの距離が常に一定なので、どこに設営しても同じ寝心地になります。
また、リッジラインがあると万が一、上から小枝などが落ちてきたとき、カラダに直接当る確率を少しだけ減らしてくれるといった安全上のメリットもあります。
一方、リッジラインが不要と感じる人は、簡単に取り外すこともできます。
体格に合わせて張りを調整できる
リッジラインは昔から自作して取り付ける人も多く、現在では最初からリッジラインが組み込まれているハンモックも多くなっています。
ブログ主が使っているBlackbirdもそのひとつです。
しかしOne Windのリッジラインには他に見られない大きな違いがあります。
それはリッジラインの長さをユーザーの好みに応じて簡単に調整できるという点です。
リッジラインがウーピースリングになっているので、キャンプに行ってその場で簡単に調整可能です。
Blackbirdだとこうは行きません。
リッジラインの長さは、イコール、ハンモックの端から端までの長さ。
言い換えると、ハンモックを吊ったときの生地の弛み方がここで決まってきます。
リッジラインの長さを調整できるということは、弛み方を調整できるということですから、あなたの体格に応じて張り方を決められることになります。
しかもいちど長さを決めてしまえば、どこでキャンプしても常に一定の寝心地になるというわけです。
小物置き場に困らないオーガナイザー
テントに比べてハンモックで困ることのひとつが、小物を置く場所がないことです。
そこでリッジラインは小物をぶら下げるのにも使われます。
One Windのハンモックには、ランタンを下げるためのハンガーとオーガナイザーというポケットが付属しています。
オーガナイザーは、鍵や小銭入れ、スマートフォンなどを入れるのにぴったりなサイズ。
しかも、両サイドだけでなく真ん中の部分にまでものが入れられるという工夫が凝らされています。
リッジラインの単品売りも
One Windではアジャスタブル・リッジラインの単品販売もしています。
強靱なUHMW-PE(要はダイニーマ)製なので、破損することはまずないでしょうが長期の使用で劣化したときは交換可能です。
さらにいえば、リッジラインのない他メーカーのハンモックにも利用可能でしょう。
バグネットの単体販売
ハンモックのオプションで真っ先に思いつくのがバグネットです。
もちろん、バグネット一体型のZipper Hammockでは不要ですが、Bottom Entry Hammockでも標準で付属しています。
しかし、Ultra Lightモデルでは別途購入する必要があります。また、使用中に破れてしまったときも単品購入できるので安心です。
One Windのバグネットの特徴はBottom Entry Bugnetの名前どおり、下から入るようになっている点です。
しかもジッパーではなく紐で縛って閉じる方式。
ジッパーをなくすことで軽量化すると同時に咬み込みのトラブルから開放されます。
ただし、外へ出るときに手探りで紐を緩めなければならないという難点があります。
いざというとき慌てずに済むように、使い始めはなんどか練習しておいた方がいいでしょう。
気温と天候の変化に細かく対応
ハンモックで寝てみるとすぐに気づくのが、背中が冷えることです。
背中は布一枚隔てているだけなので、風が通るとあっという間に熱を奪われます。
そのため夏でも意外なほど寒くなり、おかげで夜はトイレが近くなります。
余談ですが、英語でハンモックの情報を探していると”pee”とか”piss”という単語によく出くわします。
そこで、寒さ対策が重要になるんですが、ここでもOne Windは徹底しています。
アンダーキルト
まず、いちばんよく知られているのがアンダーキルト、ハンモックの下にぶら下げるシュラフみたいなものです。
中綿にはデュポン社のSoronaという素材を使用し、家庭の洗濯機でも洗えるようです。
対応温度に応じて次の3つをラインナップ。
-
-7℃~5℃
-
-1℃~10℃
-
5℃~15℃
華氏表記は省略しました。
アンダーキルトを気候に合わせて選べるのは嬉しいですね。
ダウン使用アンダーキルトが登場!
FP800の天然ダウンを使用したアンダーキルトが2022年秋に登場しました!
炭素原子が結合したグラフェンという素材をナイロンに加工した防水仕様。体温を逃がさないヒートリフレクション、コールドスポットを作らないボックスドバッフル構造など、かなりしっかりした造りのようです。
対応温度域の異なる2モデルをラインナップしています。
-
ハイテク素材で防水仕様のダウンアンダーキルトがOneWindから登場
OneWind Outdoorsからダウン製のアンダーキルトが登場しました。 同社のアンダーキルト/トップキルトは、これまでデュポン社のSoronaという化繊素材のものしかラインナップさ ...
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色はオリーブグリーン、ブルーの2色から選択できます。
アンダーキルトを装着するサスペンション部分はたくさんコードが出ていて複雑そうですが、このおかげでアンダーキルトの両端を絞ったり、開いたりして風通しをコントロールできます。暑すぎると感じたら少しコードを緩めて熱を逃がしてやることも可能です。
スペック上はやや保温性能の高いものを選んでおけば、両端を開くことで、もう少し暖かい状況にも対応できます。
また、ハンモック本体にはストラップ(あるいはフック? 詳細未確認)のようなものがあり、アンダーキルトと接続できます。
できるだけアンダーキルトを密着させ、保温性能を最大に引き出せるようです。
なお、アンダーキルトとのちほど紹介するブランケットをセットにした商品もあります。
アンダーキルトプロテクター
横殴りの雨や地面からの跳ね返りでアンダーキルトが濡れると保温性能が低下します。
それを避けるため、アンダーキルトのさらに外側に付けるプロテクターが用意されています。
このプロテクターのいいところは、防水でありながら通気性があり、さらに風を通さないという点。
つまり、(アンダーキルト不要な)真夏のキャンプでも、風がよく通るところではこのプロテクターを付けておくことで背中の冷えを防げるわけです。
秋・冬のキャンプはしないという人でも、これは持っておいて損はないでしょう。
正直、今すぐでも欲しいアイテムです。
ブランケット
文字通り保温用のブランケットですが、単独で使うだけでなく、アンダーキルトに装着して使えるようになっています。
つまり、アンダーキルトプロテクターがアンダーキルトの下、いちばん外側に装着するのに対し、ブランケットはアンダーキルトとハンモック本体の間に入れることで保温性をさらに高めます。
カラダからの熱を反射する一方で通気性があり水分を通します。
中綿にはアンダーキルトと同じくデュポンのSoronaを使っています。
ブランケットを留めるスナップボタンがついていて、ボタンの配置により、V0タイプとV1タイプの2種類があります。
アンダーキルト+ブランケットのセット品
アンダーキルトとブランケットをセットにしたUnderquilt and Blanket Comboという製品もラインナップしています。
対応温度域は-12℃~0℃と-7℃~5℃の2種類です。
パッキングサイズなどの記述はありません。
トップキルト
アンダーキルトがハンモックの下(外側)で使うのに対し、トップキルトはハンモックの内側で掛布団のように使います。
さらに、前を留めることでポンチョのように着ることもできます。
サイズは通常モデルが2.2m×1.4mと2m×1.4mの2種類。さらに体格の大きい人向けのXL(2.3m×1.6m)が用意されます。
対応温度は通常モデルが-1°~10℃と2℃~15℃の2種類、XLモデルは2°~10℃の1種類です。
色はオリーブグリーンとダークブルーの2色ですが、XLモデルのダークブルーはなぜか米国向けのみとなっています。
完全防寒仕様のウィンドソック
厳冬期のキャンプ用には、ハンモック全体を完全に包み込んでしまうウィンドソックも用意されています。
アジャスター for アンダーキルト
これはおそらくOne Wind製ハンモックユーザーには必要のない商品かと思われます。
One Wind製アンダーキルトのフックに取り付けてリッジラインからぶら下げるオプションで、ハンモックとアンダーキルトを密着させることで保温性能を最大限に発揮させます。
リッジラインのないハンモックや、リッジラインがあってもバグネット一体型のハンモックでは使えません。
充実したストレージアクセサリ
すでに紹介した通り、Bottom Entry HammockとUltra Lightハンモックにはリッジラインオーガナイザーとランタンハンガーが付属しています。
しかしそれ以外にも収納したいものはあります。
バックパックは雨の当たらないところに置きたいし、特に貴重品はできるだけハンモックの中に入れておきたいものです。
そういうときに役立つアクセサリーが用意されています。
大きなものは、ギアストレージハンモック
ひとつは、ギアストレージハンモックという名前の小型ハンモックです(他社ではギアスリングと呼んでいるところもあります)。
写真のようにハンモックの下に吊るすことができるので、上にタープを張っていれば、バックパックなどの荷物を雨に濡らさずにすみます。
また、ハンモックチェアとしても利用できます。
ストレージ/バックパックカバー/チェアの三位一体
よく似た製品がもうひとつあります。
ハンモックチェア、ギアストレージとして使えるだけでなく、防水仕様なのでバックパック用のレインカバーにもなるというマルチロールギア。
S、M、Lの3サイズでオリーブグリーンとブルーの2色から選べます。
中くらいのサイズはピークストレージハンモック
リッジラインオーガナイザーには入らないけど、防犯上もなるべく身近においておきたいものは、ピークストレージハンモックが便利。
リッジラインにぶら下げる超小型ハンモックです。
リッジラインに下げられるスタッフサック
これもリッジラインにぶら下げるストレージですが、実はハンモックのスタッフサック。
付属品のスタッフサックは両側が開いたビショップサックスタイルですが、こちらは一方だけがあいたバッグになります。
そのほかにも、コンプレッションバッグ、靴やサスペンション専用のポーチ、旅行バッグの中で小物を仕分けするためのポーチなどが揃っています。
ギアハンモックのサイズ比較
ギアハンモックとバックパックカバー/ギアハンモック合わせて4種類もあるので、選び方は難しいところです。
サイズを比較してみました。
品名 | サイズ | 容量 | 重量 |
---|---|---|---|
ギアハンモック | 160×140cm | 記載なし | 278g |
バックパックカバーL | 140×120cm | 70L以上 | 195g |
バックパックカバーM | 110×90cm | 50~70L | 135g |
バックパックカバーS | 90×80cm | 50L未満 | 112g |
ピークストレージハンモック | 70×50cm | 記載なし | 32g |
ギアハンモックがいちばん大きいのですが、防水加工がされていません。
イメージ写真のせいで、ギアハンモックはハンモックの下に吊す印象が強いんですが、それ以外にも単独で樹から吊るといった使い方を考えると、防水されているほうが使い途が広がりそうです。
チェアとして使うことを考えると、リラックスするならLサイズまたはMサイズ、ちょっとした腰掛け用ならSサイズでしょうか。
もちろん使用するバックパックのサイズに応じて選ぶのもありです。
風雨を避けるタープ/シェルター
雨や風からハンモックを守るタープは3タイプラインナップしています。
どれもガイライン、ペグ、スタッフサックが付属しています。
レクタタープはサイドクローズも可能
そのうちふたつは、レクタタープの端を折り込んで側面をクローズできるドアタイプ。
12フィートと11フィートの2サイズがあります。
角の部分を折ることで前後左右全方向からの風を防げます。
折り方次第ではヘキサタープのように使うこともできます。
また、11フィートモデルでは対角線をリッジラインとする、変形ウィングタープとしての設営例も紹介されています。
両サイズとも長辺に4ヶ所、そのほかリッジラインの中央にも1ヶ所のタイアウト用ループがあるようです。
12フィートモデルではさらに側面を引っ張るためのループが計4ヶ所ありますが、11フィートモデルでは省略されているようです。
そのため設営バリエーションとしては12フィートモデルのほうに一日の長がありそう。
コンパクトなヘキサタープ
もっと開放的なものを好む方には12フィートのヘキサタープがお奨めです。
タープ用アクセサリ
タープ用のスリーブ、ガイライン用のコード、カラビナ、テンショナー(自在金具)、ペグ、電飾用のLEDライトなどのアクセサリもあります。
変ったところでは、ヘキサタープにすっぽりかぶせる虫除けシェルター用のバグネット(スクリーンハウス)といったものもあります。
その他のアクセサリ
レインカバーにも使えるフットプリント/グラウンドマット
2.5m×1.4mの防水仕様シート。
四隅と長辺の2か所にループがついていて、小型のタープやグラウンドシートとして使えます。
加えて四隅にはポケットもあり、砂や石を入れて重石にすると、ペグを打てない場所でも風でばたつく心配がありません。
商品ページが独立しているため判りにくいんですが、S/M/Lの3サイズがあります。
フットプリント/グラウンドマット(Lサイズ)は、樹がない場所でハンモックを地面に設営するときのグラウンドシートにうってつけかなと思います。
防水バッグ兼用フットプリント
なんと、防水仕様のグラウンドシート/フットプリントの中に、物が入れられるようになっています。
レインギア
タープとして使えるレインポンチョ、腰から下をカバーするレインスカートなどの雨具もラインナップ。
ほしい機能がたいてい見つかる充実ぶりが嬉しい
いろんなハンモックをネットでたくさん調べてきましたが、とにかくここまでシステム化されているメーカーはあまりないと思います。
が思い浮かびます。
確かにDutch Wareの製品を参考にしたかなと思えるようなものもありますが、逆にそうではない商品もあります。
実は最近までDutch Wareがハンモック本体を販売しているのを知らず、ハードウェア系アクセサリの専門メーカーだとばかり思っていました。
ともかく、一社でここまで揃えているのは買い物するとき助かります。おまけに価格はどれも手頃。
汎用的に使える製品も多いので、他社ハンモックのユーザーにとってもありがたいんではないでしょうか。
ハンモックキャンプに必要なものはすべて自社で提供するという主張が感じられ、これからどんなものが飛び出してくるか楽しみです。
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