このままじゃフライも張れないので、もっと奥の方を開拓していきます。
鉄パイプとロープを撤去
庭木の一本には、樹形を整えるためにトラロープが張られていました。
テントスペースを広げるにはまずこのロープとそれを引っ張っている鉄パイプを撤去します。
ロープはすでにぼろぼろになっていたので簡単に切れました。
木に巻き付けていた部分はすでに幹にめり込んで一体化しています。
問題はロープを引っ張っている鉄パイプです。これを掘り起こすのはひと苦労。
・・・といいたかったんですが、案外簡単に掘り起こせてしまった。
掘り出す瞬間を動画に収めるつもりだったのに、1時間ほどの作業で終わってしまったのですっかり撮り忘れ。
掘り起こしたパイプがこれです。
40cm以上は地中に埋まっていたと思いますが、斜めに入っていたんで深さのほうはそれほどでもなく、元々家庭菜園の一角で土が軟らかかったのも幸いしたと思います。
2本の木の周辺に生えていた草も取り除いて、どうやらテント一張り設営してペグダウンまでできそうなスペースを確保できました。
思い切って竹も伐採
鉄パイプが埋まっていたのとは反対側には、竹が植えられていました。
地下茎が広がらないように土管が入れてあるので、そこまでがテントサイトとして利用できる範囲になります。
土管の中は竹以外にもいろんな雑草だらけ。近年は鳥が運んできたのかヤマイモらしきものまで生えています。
もともと竹が伸びすぎてじゃまだったんで思い切って切ることにしました。
適当なところで切って、自然に枯れるのを待ちます。
竹を切ったあとの土管の中は、刈り取った雑草の一時置き場になってます。
適度に土をかぶせ、ときどき水を撒いて分解を促進。
カリンは巻き枯らし
もうひとつ困っていたのが、カリンの木。
毎年剪定してはいますが、伸びるのが早すぎ。
いっぱい実を付けるので処分もめんどうです。
それに、幹が南側に傾いて伸びてるので、塀に当っています。
そこで、巻き枯らしという技を試してみることにしました。
幹の途中で樹皮をぐるっと剥いでしまうことで、根と枝の間の水と栄養のやりとりをできなくします。
これでだんだんと木が枯れてくるそうです。
竹とカリンがなくなれば、タープを張るスペースも確保できそうです。
壊れたカササギの巣を焼く
庭から少し離れた電柱に、毎年のようにカササギが巣作りにきます。
巣の材料に集めた枝がポロポロ落ちてくるんでご近所のいい迷惑なんですが、6月末に吹いた強風のおかげで、この巣がまるごと我が家の入り口に落下。
これを焼却することにしました。
集めてきた巣の残骸がこれ。
外側は比較的大きな枝で、内側になるほど細い枝を使っています。
そして巣のまんなか、抱卵する場所はシュロ箒のような細い繊維。
裏を見ると泥で固めてあり、この部分は燃やしきるのはたいへんでしょう。
とりあえず小枝部分はソロストーブを使って少しずつ燃やすことにしました。
なんで一気に焼かないのかって?
夏場だから暑いじゃないですか。
ソロストーブはバックパッキング向けのコンパクトな2次燃焼ウッドガスストーブです。
燃焼効率が良く、燃え残りがほとんど発生しません。
最近では2次燃焼タイプのウッドストーブも増えて、田舎のホームセンターでも当たり前に買えるようになりましたが、その元祖的な存在がこのソロストーブ。
元々はブッシュバディストーブという製品があって、それが製造中止になったときに受け継いだんだったかな。
昔はこのサイズしかありませんでしたが、今ではもっと大型なものまでいろんなサイズのバリエーションがありますね。
オリジナルサイズのものは現在ソロストーブ ライトという名称のようです。
直径は約11cm、高さは使用時で約14.5cm。
庭木を大量に処分するなら、直径40cmを越えるソロストーブ レンジャーというモデルがありますが、ちょっと高価なので手が出ません。
例の泥で固められた巣の中央部分はソロストーブの手に余るので、もう少し大きな別のたき火台を使いました。
家のそばで火を焚くのは懸念もあるんですが、どっから拾ってくるのか針金とか、ときには金属製のハンガーなんかが混じっていることもあるので、いい加減に可燃ゴミに出すわけにもいかんのです。
雨対策で水勾配をつける
この間も、テントサイトには手を加えています。
ときどき水を撒き、勾配をチェックしては土を入れて均します。
土の表面を削るのには三角ホーが活躍。
鍬に比べると軽くて取り回しがよく、細かい作業に向いています。
先日クラピアを植えた場所より、今回拓いたところのほうがやや高くなっているので、排水に考慮して凸凹を埋めつつ、なるべくテント下に流れないように手前に軽く溝を掘りました。
仕上げは手の感触で
雨のあとなどは砂粒や小石がめだってくるので、園芸用の篩いにかけてより分けます。
さらに細かい砂粒は手で払って除去。
手で地面をなでると細かい凹凸もはっきり感じられるし、埋まっている小石も指先に触れるとすぐにわかります。
できるだけ平坦で滑らかな地面に、クラピアのふかふかカーペットを敷き詰めたいですね。
ちょっとした庭の手入れに三角ホーが便利
庭の手入れにはだいたい三角ホーを使っています。
V字型の刃がついていて、先端が尖っているので細かい角の作業もできるし、はびこった蔓や丈の高い草をなぎ払うのにも使えます。
動画では鍬のように土を掘り起こしたり、表面を削って均すのに使っています。
草刈り鎌としてはちょっと使いづらいですが、これ一本でいろんな使い方ができるので、道具を持ち換える手間が省けて助かります。
キンボシは安全安心の国産。刃の長さが170mmのほかに240mmもあるようです。